インターネット事情 development of the Internet 2003 6 5
日本のインターネットは、現在、通信速度は 12Mbps が普及しつつあります。
これは、ADSLによるものですが、この通信速度が、今後、24Mbps になるそうです。
来年には、24Mbps が標準となっているかもしれません。
しかも、利用料金は、つなぎ放題の定額料金で、それほど高くありません。
数年前まで、通信速度が、64Kbps だったのですから、
この数年の間に、ずいぶん早くなりました。
アメリカのインターネット事情は、実は、日本より、
通信速度が遅くて、利用料金が高いのです。
日本のように、高速大容量通信のユーザーの獲得競争をやらなかったという点と、
通信利用料金の値下げ競争をしなかったのです。
その結果、ブロードバンド先進国の韓国や、
ADSLや光ファイバーの日本に遅れを取ってしまったのです。
アメリカが、韓国や日本に追いつくには、どうすればよいか。
光ファイバーのネットワークを各家庭に引くことになるでしょう。
しかし、これでは時間とコストがかかります。
無線LAN によるインターネットを普及させて、ブロードバンド社会を推進する。
そういう方法が考えられます。
この方が、時間とコストは、光ファイバーより低いと考えられます。
あるいは、数年前にあった、衛星インターネットという方法もあるかもしれません。
いずれにせよ、何らかの対策を取る必要があります。
韓国では、すでにブロードバンド社会は完成しつつあります。
日本は、ADSLで追いかけて、光ファイバーで逆転を狙う状況です。
さて、光ファイバーケーブルは、意外に太いので、
日本のアパートでは、ケーブルが引きにくいのです。
おそらく、壁に穴をあける必要が発生する可能性があります。
日本では、アパートに穴をあけることは、抵抗がありますが、
聞くところによると、アメリカ人は家に穴をあけるのに、それほど抵抗はない。
そういう風に聞きました。
そうすると、光ファイバーは、アメリカにおいて有望かもしれません。